「看護師で転職10回以上はやばい?もうどこも採用してくれないのでは…」と不安に感じていませんか?
まず結論から言うと、転職回数が多いだけで即不採用になるわけではありません。

ryanta73面接官が本当に重視しているのは、回数よりも「退職理由の納得感」と「次こそ長く働けるか」です。
本記事では、自身も3回の転職経験があり、現在は採用面接官も務める現役主任看護師が、転職10回以上の看護師が面接や履歴書で注意すべきポイントや、NG・OKな回答例を徹底解説します。
この記事を読めば、不利な状況を挽回し、あなたに合った長く働ける職場を見つけるための具体的な対策がわかります。
看護師の転職10回以上は不利になる?主任看護師としての結論


主任看護師として数多くの面接に携わってきた結論から言うと、転職10回以上という経歴は確かにハードルになりますが、それだけで完全に不利になるとは限りません。重要なのは、その回数に至った背景と、面接での伝え方です。
転職回数が多いだけで即不採用にはならない
看護業界は慢性的な人手不足であり、常に求職者が有利な「売り手市場」が続いています。厚生労働省のデータを見ても、看護師の有効求人倍率は他職種と比較して高い水準を維持しています。
また、日本看護協会の「2024年病院看護実態調査」によれば、正規雇用看護職員の離職率は11.3%となっており、一定数の流動性がある業界です。


そのため、転職回数が10回以上であっても、経験やスキルがあれば面接のチャンスは十分に得られます。書類選考の段階で回数だけを見て即不採用にする医療機関ばかりではありません。
参考記事:訪問看護求人倍率4.54倍の衝撃!年収480万→630万へ150万アップした現役主任看護師が暴露
ただし「またすぐ辞めそう」と思われる可能性はある
一方で、面接官が転職回数の多い応募者に対して警戒心を抱くのも事実です。
転職回数が多い場合、面接官はどうしても定着面に不安を感じます。大切なのは、その不安を面接でどう払拭するかです。


このように、「またすぐ辞めてしまうのではないか」という定着面への不安を払拭できるかどうかが、採用の分かれ道となります。
参考記事:看護師が転職後すぐ辞めるのはアリ?実例と判断基準を採用担当者が解説
面接官が本当に見ているのは転職回数より退職理由の一貫性
面接官が最も重視しているのは、「なぜ10回も転職を繰り返したのか」という退職理由の一貫性と納得感です。やむを得ない家庭の事情や、キャリアアップのための前向きな転職であれば、回数が多くてもマイナス評価にはなりにくくなります。
逆に、すべての退職理由が「人間関係が悪かった」「給与が低かった」といった他責思考によるものであれば、採用を見送られる可能性が高まります。過去の退職理由を前向きな言葉に変換し、今回の転職で何を成し遂げたいのかという軸を明確に伝えることが、転職回数の多さをカバーする最大のポイントです。
私自身も看護師として3回転職してわかったこと


主任看護師として面接官の立場にいる私自身も、過去に3回の転職を経験しています。その経験を通じて実感したのは、転職回数が増えるにつれて、面接官の視点や質問の意図が確実に変わっていくということです。
ここでは、私自身の経験から見えてきた「転職回数と面接の関係」や「転職に対する考え方」をお伝えします。
転職回数が増えるほど面接で理由を聞かれやすくなる
初めての転職と3回目の転職では、面接官から向けられる目が全く異なりました。1回目の転職ではスキルアップやキャリアに関する前向きな質問が中心でしたが、回数が増えると「なぜ前職を辞めたのか」「当院でもいつか辞めてしまうのではないか」という定着性への懸念を払拭することが面接のメインテーマになります。





転職10回以上となれば、面接官の警戒心はさらに高まります。
面接では、ごまかさずに一貫性のある退職理由を説明できるかどうかが、採用の分かれ道です。
転職には悪い転職と必要な転職がある
転職回数が多いこと自体が必ずしも悪いわけではありません。転職には、キャリアアップやライフステージの変化に伴う「必要な転職」と、単なる不満からの逃げや無計画な「悪い転職」があります。
看護師の退職理由には「出産・育児」や「他施設への興味」といった前向きなものから、「人間関係」や「超過勤務」といった職場環境に対するものまで様々であることが、厚生労働省の調査などでも示されています。


面接官は、その転職が「自分自身のキャリアや生活を守るための必要な決断だったのか」、それとも「少し嫌なことがあったからすぐに辞めてしまったのか」を見極めようとしています。退職理由を前向きな言葉に変換し、必要な転職であったことを伝えるスキルが求められます。
自分に合わない職場に居続けることが正解とは限らない
私自身、過去には人間関係や過酷な労働環境に悩み、「このままここで働き続けるべきか」と葛藤した時期がありました。
日本看護協会の病院看護実態調査などを見ても、健康上の理由(精神的疾患など)で退職する看護師は少なくありません。



自分を守るための退職は決して恥じることではないのです。
転職10回以上という経歴は、裏を返せば「自分に合う職場を諦めずに探し続けてきた」という証拠でもあります。過去の退職をネガティブに捉えすぎず、これまでの経験から「自分が職場で何を重視するのか」を明確にし、次こそ長く働ける職場を見つけるための糧にすることが大切です。
主任看護師として転職10回以上の応募者を見てきた率直な印象


現役の主任看護師として、これまで多くの看護師の採用面接に同席し、履歴書や職務経歴書に目を通してきました。その経験から、転職回数が10回以上ある応募者に対して、面接官や採用担当者がどのような印象を抱くのか、率直な本音をお伝えします。
最初に気になるのは「なぜそんなに辞めたのか」
履歴書を見たとき、やはり「転職10回」という数字は面接官にとってかなりのインパクトがあります。最初に頭に浮かぶのは、なぜこれほど多くの職場を辞めることになったのかという純粋な疑問です。



看護師は比較的転職しやすい職業ですが、それでも10回となると一般的な転職回数を大きく上回ります。
そのため、面接の場では必ず退職理由を深掘りすることになります。面接官は、単に回数が多いこと自体を頭ごなしに責めているわけではありません。それぞれの退職にどのような背景や事情があったのかを正しく理解したいと考えています。
短期離職が続いていると定着面に不安を感じる
転職回数が多いこと以上に面接官が警戒するのは、数ヶ月から1年未満といった「短期離職」が連続しているケースです。現場の責任者としては、せっかく採用して教育に時間と労力をかけても、またすぐに辞めてしまうのではないかという強い不安を感じます。



新しいスタッフを受け入れ、業務を教えることは、既存の看護師にとっても大きな負担です。
日本看護協会が発表している統計データを見ても、看護職の定着は医療現場における重要な課題であることがわかります。そのため、定着率を下げるリスクが高いと判断されれば、採用は見送られやすくなります。



これはあくまで私の感覚ですが、1つの職場での勤続年数に対して、どのような印象を抱きやすいのかを以下の表にまとめました。


退職理由を職場のせいにしすぎる人は警戒する
面接で退職理由を尋ねた際、前職の不満ばかりを口にする応募者は非常に悪印象です。「師長と合わなかった」「先輩の指導がきつかった」「病院の体制が悪かった」など、退職の理由をすべて職場や他人のせいにしている人は、当院に入職しても同じように不満を抱いて辞めるだろうと判断されるからです。
もちろん、本当に労働環境が劣悪だったケースもあるでしょう。しかし、すべての職場で他責思考の姿勢を見せていると、「応募者自身のコミュニケーション能力や協調性に問題があるのではないか」という疑念を抱かざるを得ません。



チーム医療が基本となる看護の現場において、周囲と良好な関係を築けない人は敬遠されます。
逆に、説明に納得感がある人は採用候補になる
何度も言いますが、転職回数が10回以上あっても、決して即不採用になるわけではありません。一つひとつの退職理由に正当性があり、面接官が納得できる説明ができれば、十分に採用候補として検討されます。
例えば、「配偶者の転勤に伴う引っ越し」「親の介護」「自身の病気や出産・育児」といったやむを得ないライフイベントによる退職は、マイナス評価にはなりにくいです。また、キャリアアップを目的とした前向きな転職であれば、むしろ経験豊富な即戦力として高く評価することもあります。
大切なのは、これまでの経験を次の職場でどう活かせるかを、客観的かつ論理的に自分の言葉でしっかりと伝えられるかどうかです。
面接官の筆者が見る、転職10回以上でも「採用したい人」と「採用を迷う人」の違い


転職回数が10回以上ともなると、書類選考の段階で「またすぐに辞めてしまうのではないか」と懸念されるのは事実です。
しかし、実際に面接でお話ししてみると、同じように転職回数が多い看護師であっても、「ぜひ採用したい」と感じる人と、「採用は見送ろう」と迷ってしまう人が明確に分かれます。
現役の主任看護師として多くの面接に携わってきた筆者の経験から、両者には思考のプロセスや面接での伝え方に大きな違いがあることがわかっています。
まずは、それぞれの特徴を比較表で整理してみましょう。
退職理由の捉え方
キャリアアップやライフスタイルの変化など、前向きな理由として説明できる
人間関係のトラブルや職場への不満など、他責思考が目立つ
自己分析の深さ
自分の適性や、長く働ける職場の条件を具体的に理解している
「なんとなく合わなかった」など、自己分析が浅く条件が曖昧
志望動機
「この職場で自分のスキルをこう活かしたい」という明確なビジョンがある
「条件が良かったから」「どこでもよかった」など、熱意が感じられない
コミュニケーション
質問に対して論理的かつ誠実に答えることができる
前職の愚痴が多くなり、ネガティブな発言が目立つ
転職回数そのものよりも、過去の経験をどのように受け止め、今後のキャリアにどう活かそうとしているかという「姿勢」が評価の分かれ目となります。
採用したい人は退職理由を前向きに説明できる
面接官が最も注目するのは、過去の退職理由をどのように語るかです。たとえネガティブな要因で退職したとしても、それを前向きな言葉に変換して伝えるスキルは欠かせません。
例えば、「残業が多すぎて辞めた」という事実があったとしても、そのまま伝えないほうがいいです。「より患者様一人ひとりとじっくり向き合える環境で、看護の質を高めたいと考えたため」といったように、自身の看護観や今後の目標に結びつけて説明できる人は非常に好印象です。
過去の経験を糧にして、次の職場でどう貢献したいかが明確に伝わるため、こちらも入職後の活躍をイメージしやすくなります。
採用したい人は自分に合う職場を理解している
転職を繰り返してきた経験を、単なる「失敗」ではなく「自分に最適な環境を探すためのプロセス」として昇華できている人は高く評価されます。



数多くの職場を見てきたからこそ「自分に向いてるのはこれだ!」という自己分析がしっかりできています。
面接の場で「これまでの経験から、私が長く貢献できるのは〇〇のような環境だと確信し、貴院を志望しました」と語れる応募者は説得力が段違いです。
採用を迷う人は退職理由がすべて人間関係になっている
一方で、面接官が採用をためらってしまう典型的なパターンが、退職理由をすべて「人間関係の悪化」にしてしまうケースです。もちろん、看護師の現場では人間関係の悩みはつきものであり、それが原因で転職を余儀なくされることは珍しくありません。
しかし、10回以上の転職理由の多くが「先輩看護師と合わなかった」「師長が厳しすぎた」といった人間関係のトラブルである場合、「この人自身にもコミュニケーション能力や協調性に問題があるのではないか」と警戒してしまいます。



新しい職場でも同じように人間関係を理由に短期離職を繰り返すリスクが高いと判断されやすいです。
採用を迷う人は前職への不満や愚痴が多い
面接の場で前職や過去の職場に対する不満、愚痴をこぼしてしまう人も、印象は最悪です。「前の病院はサービス残業ばかりだった」「評価制度が不公平だった」など、事実であったとしても面接でネガティブな発言を繰り返すのはNGです。



面接官は、困難な状況に直面したときにその人がどう対処する人物かも見ています。
不満ばかりを口にする他責思考の人は、入職しても少しでも気に入らないことがあればすぐに不満を持ち、周囲の士気を下げてしまうのではないかと懸念されます。どんな職場にも課題はあるため、それを乗り越えようとする前向きな姿勢が感じられないと、採用には至りません。
採用を迷う人は「どこでもいい」と言ってしまう
転職回数が多いことに引け目を感じているのか、あるいは単に焦っているのか、「採用していただけるならどこでもいいです」「どんな業務でもやります」といった発言をしてしまう応募者も少なくありません。一見すると謙虚で柔軟性があるように聞こえるかもしれませんが、面接官の受け取り方は異なります。



「どこでもいい」という言葉は、裏を返せば「職場選びの明確な軸がない」ということです。
明確な志望動機やキャリアプランがないまま入職しても、理想と現実のギャップに直面すればすぐに辞めてしまう可能性が高いです。
転職10回以上という経歴があるからこそ、「なぜ他の病院や施設ではなく、ここでなければならないのか」という強い熱意と納得のいく理由が求められます。
看護師が転職10回以上になりやすい理由


看護師は国家資格であり、全国どこでも求人が豊富にあるため、他業種に比べて再就職のハードルが低い職業です。ゆえに、職場環境に不満を抱えたり、家庭の事情が生じたりした際に「我慢して働き続けるよりも、新しい環境を探そう」という選択を取りやすく、結果として転職回数が増えやすい傾向にあります。
ここでは、面接官・現場責任者としての私の経験も踏まえ、看護師が転職を繰り返し、10回以上になりやすい主な理由を解説します。
人間関係が合わなかった
看護師の退職理由として常に上位に挙がるのが、職場の人間関係によるトラブルやストレスです。閉鎖的な病棟内でのチーム医療や、女性が多い職場特有の派閥、先輩看護師や医師からの厳しい指導など、人間関係に悩む場面は日常的に存在します。
一度人間関係のトラブルで心身を消耗して退職すると、次の職場でも少しの違和感で「また同じようにいじめられるかもしれない」と過敏になり、早期離職につながりやすくなります。その結果、自分が安心して働ける人間関係を求めて、次々と職場を変えてしまうケースが少なくありません。
夜勤・残業・委員会などの負担が大きかった
看護師の業務は、患者さんの命を預かる精神的なプレッシャーに加え、体力的な負担も非常に大きいです。不規則なシフトによる夜勤、長時間のサービス残業、休日の委員会活動や勉強会など、プライベートの時間を大きく削られることが多々あります。
過酷な労働環境によってワークライフバランスが崩れ、体力の限界を感じて退職を余儀なくされる看護師は非常に多いのが現状です。負担を減らすために別の病院へ転職したものの、そこもまた慢性的な人手不足のブラック病院だった場合、短期間での退職を繰り返す原因となります。
給与や待遇に納得できなかった
業務量や責任の重さに対して、給与や待遇が見合っていないと感じることも、転職を繰り返す理由の一つです。



待遇への不満は、仕事へのモチベーション低下に直結します。
日本看護協会の調査データを見ても、労働条件に対する不満は退職理由の大きな割合を占めています。


より良い給与や福利厚生を求めて転職を繰り返すうちに、気づけば回数が重なってしまいます。
結婚・出産・育児・介護などライフステージが変わった
女性の割合が高い看護師という職業柄、ライフステージの変化が働き方に直結しやすいという特徴があります。結婚に伴う転居、妊娠・出産による産休・育休の取得しづらさ、育児や親の介護との両立など、人生の節目ごとに働き方を見直す必要に迫られます。
以下の表は、ライフステージの変化に伴い求められる働き方の条件例です。





ライフステージの変化に合わせて、その時々の自分に合った職場へ移ることは自然な流れです。
これらが重なることで結果的に転職回数が多くなることは珍しくありません。
職場選びの軸が定まっていなかった
転職回数が10回以上になる看護師の中には、「とにかく今の職場から逃げたい」というネガティブな理由だけで次の職場を急いで決めてしまい、ミスマッチを繰り返しているケースがあります。
「給料が高ければどこでもいい」「家から近ければ何科でもいい」など、自分にとって譲れない条件や職場選びの軸が曖昧なまま転職活動をしてしまうと、入職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。事前の情報収集不足や、自己分析が不十分なまま行き当たりばったりで転職を繰り返すことが、多すぎる転職回数の根本的な原因になっていることも少なくありません。
面接官目線で伝える|転職10回以上の看護師におすすめの回答例


転職回数が10回以上ある看護師の面接において、面接官が最も懸念しているのは「うちの職場に入っても、またすぐに辞めてしまうのではないか」という点です。しかし、退職理由を他責にせず、これまでの経験から得た学びと、次の職場で長く働きたいという意欲を論理的に説明できれば、面接官の不安を払拭することは十分に可能です。
ここでは、現役主任看護師の目線から、よくある退職理由別の具体的な回答例と、伝える際のポイントを解説します。
人間関係が理由で退職した場合の回答例
人間関係の悪化は多くの看護師が直面する退職理由ですが、面接でそのまま「人間関係が悪かったから」と伝えると、「応募者自身のコミュニケーション能力に問題があるのでは」と警戒されてしまいます。不満を述べるのではなく、理想とする看護やチーム医療のあり方に焦点を当てて前向きに伝えましょう。


前職では、個人の業務に集中する傾向が強く、スタッフ間で連携して患者様のケアにあたる機会が少ない環境でした。
私自身は、多職種や他の看護師と密にコミュニケーションを取り、チーム全体で患者様をサポートする看護を実践したいという思いが強くなりました。
貴院の「チーム医療を重視する」という理念に深く共感し、これまでの経験を活かしてチームに貢献しながら長く働きたいと考えております。
- 前職の不満を直接言わず、環境とのミスマッチとして伝えている
- チーム医療への前向きな意欲が伝わる
- 応募先の理念に共感しており、志望動機との一貫性がある
体力的な負担が理由で退職した場合の回答例
夜勤の多さや過度な残業など、体力的な問題で退職した場合は、単に「しんどかった」と伝えるのはNGです。自身の健康管理に努めながら、心身ともに安定した状態で長く看護の仕事に向き合いたいという姿勢を強調することが大切です。


前職の急性期病棟では、急変対応や残業が非常に多く、やりがいはありましたが、患者様とじっくり向き合う時間を確保することが難しい状況でした。
今後のキャリアを考えた際、自身の心身の健康を保ちながら、患者様に寄り添った丁寧な看護を長く提供していきたいと考えるようになりました。
残業時間の削減に力を入れ、ワークライフバランスを整えやすい貴院の環境であれば、腰を据えて業務に専念できると考え志望いたしました。
- 残業への不満だけでなく、患者様と向き合う看護への意欲として伝えている
- 心身の健康を保ちながら長く働きたいという定着意欲が伝わる
- 応募先の残業削減やワークライフバランスへの取り組みと志望動機がつながっている
給与・待遇が理由で退職した場合の回答例
給与や待遇への不満をストレートに伝えると、「条件面だけで職場を選んでいる」「少しでも給与が高いところがあればまた転職するだろう」というネガティブな印象を与えかねません。スキルアップやキャリアアップを目指した結果として、正当な評価を得たいという文脈で伝えるのが効果的です。
これまでの職場では、リーダー業務や新人教育など多くの役割を任せていただき、自分なりにスキルを磨いてまいりました。
しかし、人事評価制度が不明確な部分があり、自分の努力がどのように評価されているのか見えにくい環境でした。
貴院のように、クリニカルラダー制度が整っており、頑張りやスキルアップが正当に評価される環境で、モチベーションを高く保ちながら長期的に貢献していきたいと考えております。
- 給与や待遇への不満を直接言わず、評価制度とのミスマッチとして伝えている
- リーダー業務や新人教育の経験があり、即戦力としての印象を与えやすい
- クリニカルラダー制度への共感を示し、成長意欲と長期的な貢献意欲が伝わる
家庭の事情が理由で退職した場合の回答例
結婚、出産、育児、介護などのライフステージの変化に伴う退職は、面接官にとっても納得しやすい理由です。しかし、過去の事情を説明するだけでなく、現在はその問題が解決しており、業務に支障がないこと、あるいはどのような条件であれば無理なく働けるのかを明確に伝えることが最も重要です。
前職は、親の介護が必要となり、夜勤を含むシフト勤務を続けることが困難になったため、やむを得ず退職いたしました。
現在は介護サービスの利用体制が整い、日勤帯であれば残業も含めて問題なく勤務できる状況となっております。
これまでに培った〇〇科での経験を活かし、即戦力として貴院に貢献したいと考えております。
- 親の介護というやむを得ない事情を、感情的にならず簡潔に説明できている
- 現在は勤務できる体制が整っていることを伝え、不安を払拭している
- これまでの経験を活かして即戦力として貢献したい意欲が伝わる
短期離職が続いた場合の回答例
転職回数が10回以上あり、さらに数ヶ月単位での短期離職が複数回続いている場合、面接官の警戒心は非常に高まっています。この場合、環境のせいにするのではなく、過去の自分自身の職場選びの軸が定まっていなかったことを素直に反省する姿勢を見せることも有効です。
お恥ずかしい話ですが、これまでは「家から近い」「給与が良い」といった表面的な条件だけで転職先を決めてしまい、入職後に自分の目指す看護観とのミスマッチに気づくことが多く、結果として転職を繰り返してしまいました。
このままではいけないと深く反省し、今回は自分自身のキャリアプランと本当に大切にしたい看護の軸を徹底的に見直しました。
その結果、患者様との対話を重視する貴施設のケア方針が、私の目指す姿と完全に一致していると確信いたしました。
これまでの多くの職場で得た多様な経験や適応力を活かし、今度こそ長く定着して貴施設に貢献することをお約束します。
- 転職を繰り返した理由を隠さず、反省点として正直に伝えている
- 今回は職場選びの軸を見直したことが伝わり、再離職への不安を和らげられる
- 応募先のケア方針と自分の看護観を結びつけており、志望動機に一貫性がある
- 複数の職場経験を「多様な経験」「適応力」として前向きに言い換えている
転職10回以上の看護師が履歴書・職務経歴書で注意すべきこと


転職回数が10回以上となると、書類選考の段階で面接官に与えるインパクトは大きくなります。書き方の工夫次第でネガティブな印象を和らげ、これまでの経験をしっかりとアピールすることは十分に可能です。
ここでは、現役の主任看護師であり面接官も務める筆者の視点から、履歴書や職務経歴書を作成する際の重要な注意点を解説します。
職歴は基本的に正直に書く
転職回数が多いと「いくつか職歴を省略してしまおうか」「短期離職した職場は書かないでおこう」と悩む方もいるかもしれません。しかし、履歴書や職務経歴書にはすべての職歴を正直に記載することが鉄則です。



職歴をごまかしたり意図的に省略したりすることは経歴詐称にあたり、採用後に発覚した場合は懲戒解雇の対象となる恐れがあります。
看護師の場合、入職時の雇用保険や社会保険の手続きにおいて、過去の加入履歴から前職の在籍期間が判明することがほとんどです。ハローワークインターネットサービス等を通じた雇用保険の加入手続きでは正確な経歴の申告が求められるため、隠し通すことはできません。
「どうせバレないだろう」という軽い気持ちが、取り返しのつかない信頼失墜につながります。転職10回以上という事実は変えられませんが、嘘をつかずに誠実な姿勢を示すことが、採用担当者からの信頼を得る最低条件となります。
短期離職の理由は職務経歴書で補足する
数ヶ月から1年未満の短期離職が複数ある場合、面接官は「今回もすぐに辞めてしまうのではないか」と強い懸念を抱きます。履歴書には退職理由を詳しく書くスペースがないため、職務経歴書の備考欄や退職理由欄を活用して、短期離職の背景を簡潔に補足しましょう。
たとえば、家族の介護や配偶者の転勤、自身の体調不良といったやむを得ない事情があった場合は、その旨を明記することで面接官の納得感が高まります。また、職場とのミスマッチが原因だった場合でも、「自身の適性理解が不足しており、早期に別の領域へ挑戦するため」など、前向きな表現に変換することが大切です。



職務経歴書で事前にフォローを入れておくことで、面接での厳しい追及を和らげられるかもしれません。
転職回数よりも経験した業務内容を整理する
転職を10回以上繰り返しているということは、それだけ多くの職場で多様な経験を積んできたという見方もできます。書類選考を通過するためには、転職回数の多さというデメリットを上回るだけの「経験値の豊富さ」をアピールすることが重要です。



単に病院名と在籍期間を羅列するだけでなく、これまでに経験した診療科や習得した看護技術をわかりやすく整理して記載しましょう。
以下のように表形式でまとめるのも、採用担当者が一目でスキルを把握しやすくなるためおすすめです。
術前術後の全身管理、人工呼吸器の管理、急変時対応、CVポート管理
経管栄養(胃瘻・腸瘻)、褥瘡ケア、看取り看護、認知症患者への対応
在宅での療養指導、点滴管理、ご家族への精神的ケア、多職種連携
できること・任せられることを具体的に書く
採用側が中途採用の看護師に最も求めているのは、「入職後に自立して業務をこなし、現場の力になってくれること」です。そのため、職務経歴書の自己PR欄や活かせる経験の欄を活用して、自分に何ができるのか、どのような業務なら一人で任せられるのかを具体的にアピールしてください。
たとえば、「採血やルート確保などの基本的な看護技術は自立しています」「プリセプターとして新人指導の経験が2年あります」「感染対策委員会のメンバーとしてマニュアル改訂に携わりました」など、具体的なエピソードや実績を交えるのが効果的です。



転職回数が多くても、確かなスキルと経験を持ち、現場に貢献できる人材であることをしっかりと書類上で伝えましょう。
主任看護師の私が考える、転職10回以上でも狙いやすい職場


転職回数が10回以上となると、教育体制にコストをかけて長期育成を前提とする急性期病院や人気の高い総合病院などでは、どうしても採用ハードルが高くなります。しかし、人手不足が深刻な領域や、これまでの多様な経験そのものを活かせる職場であれば、十分に採用される可能性はあります。
ここでは、現役主任看護師の視点から、転職回数が多くても比較的内定を獲得しやすく、かつ定着しやすいおすすめの職場を具体的に解説します。
医療行為が少なく、日常的な健康管理がメイン
高度な医療処置のプレッシャーから離れたい人
急変が少なく、残業がほぼないため予定が立てやすい
ワークライフバランスを重視し、患者と長く関わりたい人
身体介助や処置が少なく、コミュニケーションが中心
体力的な負担を減らしたい人、対話が得意な人
1対1のケアができ、需要拡大中で求人が豊富
病棟の複雑な人間関係に疲れ、自分の裁量で働きたい人
日勤のみで夜勤なし、固定休みが多い
家庭や育児と両立したい人
※オープニング募集が狙い目
常勤に比べて採用ハードルが低く、即戦力として重宝される
まずは職場の雰囲気を見極めてから長く働きたい人
介護施設
特別養護老人ホーム(特養)や有料老人ホーム、デイサービスなどの介護施設は、慢性的な看護師不足に悩まされている事業所が多く、転職回数に対して寛容な傾向があります。病院と比較して高度な医療処置が少なく、バイタルサインの測定、服薬管理、インスリン注射、胃ろうの管理など、入居者や利用者の日常的な健康管理が主な業務となります。



過去の退職理由が「急性期のスピードについていけなかった」「重症患者を受け持つプレッシャーに耐えられなかった」という方にとっては働きやすい環境です。
介護士やケアマネジャーなど他職種との連携が必須となるため、これまでの転職経験で培った柔軟なコミュニケーション能力をアピールしやすい職場でもあります。
関連記事:介護施設の看護師の役割と働き方を経験者が解説|施設別の具体例とリアルな本音
慢性期病院・療養型病院
慢性期病院や療養型病院は、急性期病院のように入退院が激しくなく、緊急入院や急変が少ないのが大きな特徴です。患者さんの状態が比較的安定しているため、突発的な業務が発生しにくく、スケジュール通りに仕事を進めやすいメリットがあります。
転職回数が多い看護師の中には、連日の残業や過酷な勤務体制による疲労から、短期離職を繰り返してしまった方も少なくありません。残業を減らしてプライベートの時間をしっかりと確保しつつ、これまで培ってきた病棟での看護経験を活かしたいと考える方には、療養型病院が有力な選択肢です。
精神科病院
精神科病院は、身体的な疾患よりも精神的なケアが中心となるため、点滴や採血、複雑な医療機器の操作といった処置の頻度が一般病棟に比べて低めです。そのため、手技に自信がない方や、臨床からしばらく離れていてブランクがある方でも、比較的スムーズに業務に慣れることができます。
患者さんとの対話や傾聴が重視されるため、相手のペースに合わせた看護を提供したい方に向いています。また、力仕事や身体介助の負担が少ない傾向にあることから、年齢を重ねて体力が落ちてきても長く働き続けやすいという魅力があります。
関連記事:精神科看護師はレベルが低い?使えないと言われる理由と専門性の違いを経験者が解説
訪問看護ステーション
近年、在宅医療の需要拡大に伴い、訪問看護ステーションの数は急増しています。それに伴って看護師の求人も豊富にあり、採用意欲の高い事業所が多く存在します。訪問看護の最大の特徴は、患者さんのご自宅に伺い、1対1でじっくりとケアを提供できる点です。
病棟特有の複雑な人間関係や、ナースステーションでの過度な気遣いに疲れてしまった方にとって、一人で訪問し、自分のペースで目の前の患者さんの看護に集中できる環境は大きなメリットとなります。オンコール対応の有無や回数は事業所によって大きく異なるため、面接時にしっかり確認して自分のライフスタイルに合うかを見極めることが大切です。
関連記事:訪問看護求人倍率4.54倍の衝撃!年収480万→630万へ150万アップした現役主任看護師が暴露
クリニック
日勤のみで夜勤がなく、日曜日や祝日が固定休みになることが多いクリニックは、家庭と仕事の両立を目指す看護師に常に人気があります。ただし、条件が良い人気の求人は倍率が高くなるため、転職10回以上の場合は、面接での志望動機や自己PRをしっかりと練り込む必要があります。
転職回数が多い方がクリニックを狙う場合、新規開業に伴うオープニングスタッフの募集や、事業拡大による複数名の増員募集を行っているクリニックが狙い目です。大量募集のタイミングであれば採用枠が広く、これまでの多様な診療科で得た幅広い知識が評価され、採用に至るケースが十分にあります。
関連記事:【おすすめの職場も紹介!】クリニックに勤務する看護師の仕事内容がつらい理由と対処法
非常勤・パート・夜勤専従
正社員(常勤)という雇用形態にこだわらないのであれば、非常勤やパートタイム、あるいは夜勤専従という働き方も検討してみてください。雇用形態を変えることで、採用側が抱える「すぐに辞めてしまうのではないか」というリスクが軽減されるため、採用のハードルはぐっと下がります。



特に夜勤専従看護師は、常に人員が不足している病院や介護施設が多く、経験者であれば即戦力として歓迎されます。
関連記事:看護師の夜勤ダブルワークはきつい?メリット・デメリット・原因と効率的な対処法を徹底解説
まずは非常勤として入職し、実際の職場の雰囲気や人間関係、業務量が自分に合っているかを確認してから、正社員登用を目指すというステップを踏むのも、これ以上の転職失敗を防ぐ有効な手段です。
転職10回以上の看護師が次こそ長く働くために必要なこと


これまで10回以上の転職を経験してきた看護師が、次の職場で長く定着するためには、これまでと同じ基準や方法で職場選びをしてはいけません。



短期離職を繰り返しがちな負のサイクルから抜け出すためには、過去の振り返りと客観的な情報収集が不可欠です。
ここでは、現役の主任看護師であり面接官も務める筆者の視点から、次こそ長く働き続けるための具体的な5つのステップを解説します。
辞めた理由をすべて書き出す
次の職場を探す前に、まずはこれまでの転職において「なぜ辞めたのか」という退職理由をすべて紙に書き出してみましょう。



人間関係のトラブル、残業の多さ、夜勤の負担、給与への不満など、理由はさまざまあるはずです。
過去の退職理由を可視化することで、自分がどのような環境にストレスを感じやすく、何が原因で長続きしないのかという傾向を客観的に把握できます。この自己分析を怠ったまま転職活動を進めると、また同じような理由でつまずき、11回目、12回目の転職を繰り返すことになりかねません。
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譲れない条件と妥協できる条件を分ける
退職理由の傾向が見えてきたら、次は新しい職場に求める条件に優先順位をつけます。すべての希望を満たす「完璧な職場」は存在しないため、「これだけは絶対に譲れない条件」と「ある程度は妥協できる条件」を明確に切り分けることが重要です。
以下の表を参考に、自分自身の希望条件を整理してみてください。
絶対に譲れない条件(必須)
夜勤なし、通勤時間30分以内、残業月10時間未満
過去の退職理由に直結する部分であり、ここを妥協すると再び短期離職につながる可能性が高い条件です。最大でも3つ程度に絞り込みましょう。
できれば叶えたい条件(希望)
月給30万円以上、電子カルテ導入済み、託児所あり
あるに越したことはないものの、満たされていなくても働き続ける上で致命的なストレスにはならない条件です。
妥協できる条件(許容)
ボーナスの月数、休日の曜日、施設の規模
譲れない条件を満たすためであれば、目をつぶることができる条件です。ここを広げることで、応募できる求人の選択肢が格段に増えます。
求人票だけで職場を判断しない
転職回数が多い看護師にありがちな失敗が、求人票に記載されている給与や年間休日数などの「表面的な条件」だけで職場を決めてしまうことです。求人票には基本的に良いことしか書かれていないため、それだけで判断すると入職後のミスマッチを引き起こします。
給与が相場より不自然に高い場合や、常に求人を出し続けている医療機関は、離職率が高く慢性的な人手不足に陥っている可能性があります。文字情報だけでなく、実際の職場の実態を深掘りして確認する姿勢を持ちましょう。
面接で職場の雰囲気や教育体制を確認する
入職後のミスマッチを防ぐためには、面接の場を「自分自身が職場を見極める場」として有効活用することが大切です。面接官からの質問に答えるだけでなく、逆質問の時間を活用して、教育体制や人員配置、実際の残業時間などを具体的に確認しましょう。
関連記事:看護師面接で刺さる逆質問20選!面接官経験者が語るNG回答例
可能であれば面接の前後で職場見学を申し出ることにより、スタッフ同士の会話の様子やナースステーションの整理整頓の状況など、リアルな職場の雰囲気を肌で感じ取ることができます。



すれ違うスタッフの挨拶や表情を見るだけでも、働きやすい環境かどうかの大きな判断材料になります。
内部情報に詳しい転職サイトを活用する
転職10回以上という経歴は、自力での転職活動において書類選考の段階で不利になりやすいのが現実です。だからこそ、医療機関の内部情報に精通している看護師専門の転職サイト(転職エージェント)を味方につけましょう。
キャリアアドバイザーは、求人票には載っていない職場の人間関係や有給の取得率、過去の離職者の傾向などを把握しているため、あなたに本当に合った定着しやすい職場を提案してくれます。転職回数が多いことに対するネガティブな印象を払拭できるよう、履歴書の添削や面接での伝え方のアドバイス、医療機関側への事前フォローまで行ってくれるため、採用の可能性を大きく引き上げられます。
関連記事:看護師転職サイトおすすめランキング7選|失敗しない選び方と年収150万円UP実体験
看護師の転職10回以上に関するよくある質問


ここでは、転職回数が10回を超える看護師の方からよく寄せられる疑問について、現役の主任看護師であり面接官も務める筆者の視点からお答えします。
看護師の転職10回以上はやばいですか?
結論から言うと、転職回数が10回以上あること自体で即座に「やばい」「絶対に採用されない」と決まるわけではありません。しかし、一般的な看護師の平均転職回数と比較すると非常に多い部類に入るため、採用担当者から「またすぐに辞めてしまうのではないか」と強く警戒されるのは事実です。
以下の表は、転職回数に対する面接官の一般的な印象の目安です。
| 転職回数 | 面接官が抱く一般的な印象 |
|---|---|
| 1〜2回 | 一般的な回数であり、特にネガティブな印象はない。 |
| 3〜5回 | 少し多いと感じるが、理由に納得できれば問題視されない。 |
| 6〜9回 | 定着性に不安を感じるため、退職理由を厳しくチェックされる。 |
| 10回以上 | 極めて多いと判断され、書類選考のハードルが大きく上がる。 |
回数が多いことの不利を覆すためには、これまでの経験から得たスキルをアピールし、次こそは長く働き貢献したいという強い意志を伝えることが重要です。
転職10回以上でも採用される可能性はありますか?
はい、十分に採用される可能性はあります。医療機関や介護施設は依然として慢性的な人手不足に悩まされており、即戦力として動ける経験豊富な看護師は喉から手が出るほど欲しいのが実情だからです。
特に、さまざまな職場を経験してきたことで培われた「新しい環境への適応能力」や「幅広い業務への対応力」は大きな強みになります。面接において、過去の退職理由を他責にせず客観的に振り返ることができている姿勢を見せられれば、採用の可能性は十分に高まります。
履歴書にすべての職歴を書かないといけませんか?
転職回数が多いと職歴を省略したくなりますが、履歴書や職務経歴書にはすべての職歴を正確に記載するのが鉄則です。
もし意図的に職歴を隠し、入職後に雇用保険や社会保険の手続き、あるいは源泉徴収票の提出などから過去の経歴が発覚した場合、経歴詐称として懲戒解雇の対象になるリスクがあります。数ヶ月で退職した短期離職の職場であっても包み隠さず記載し、面接でその理由を誠実に説明する方が、結果的に面接官からの信頼を得やすくなります。
転職回数が多いと看護師転職サイトに断られますか?
一部の転職エージェントでは、転職回数が極端に多いと「紹介できる求人がない」「すぐに辞めてしまうと紹介先の医療機関からクレームになる」と判断され、サポートを断られるケースがあります。



ですが、すべての転職サイトが利用を断るわけではなく、親身に相談に乗ってくれる担当者も多数存在します。
転職10回以上の方こそ、プロの客観的なアドバイスが必要です。1つのサイトに断られたからといって諦めず、複数の看護師向け転職サイトに登録し、自分の経歴に理解を示して手厚くサポートしてくれるエージェントを見つけることが大切です。
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40代・50代で転職10回以上だと不利ですか?
40代や50代の場合、20代・30代に比べると社会人経験が長いため、転職回数が多くなるのはある程度自然なことと捉えられます。そのため、回数そのものに対する風当たりは少し和らぎますが、年齢に見合った専門知識やマネジメント経験、リーダーシップが備わっているかをより厳しく評価されることになります。



「これだけ多くの職場を経験して、結果的に何ができるようになったのか」という点を明確に言語化できなければ、採用を勝ち取るのは難しくなります。
逆に言えば、豊富な臨床経験を活かして若手看護師の指導ができる、あるいは特定の診療科で高いスキルを持っているといった強みを提示できれば、年齢や転職回数に関わらず高く評価されます。
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まとめ|看護師の転職10回以上は不利になることもあるが、面接での伝え方次第で挽回できる


看護師で10回以上の転職経験があると、「またすぐ辞めるのではないか」と面接官に懸念され、選考で不利になるケースは確かにあります。



しかし、転職回数が多いという理由だけで即不採用になるわけではありません。
重要なのは、退職理由に一貫性を持たせ、前向きな姿勢で伝えることです。前職への不満ばかりを口にするのではなく、これまでの経験で得たスキルや、次こそ長く働きたいという熱意をアピールできれば十分に挽回できます。
また、介護施設や訪問看護ステーションなど、多様な経験が活かせる職場を選ぶのも有効です。看護師専門の転職サイトを活用して職場の内部情報をしっかりと集め、あなたに合った長く働ける職場を見つけましょう。











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