「人間関係が辛い」「夜勤で体力が限界…」など、今の職場に悩み、看護師の転職を考えていませんか?転職で失敗したくない、でも何から始めればいいか分からない、という不安はつきものです。
ryanta73結論として、転職の成功には「目的を明確にし、計画的に準備すること」が大切です。
本記事では、介護施設で採用担当もこなす現役看護主任が、自身の体験談を交え、転職を成功させるための全手順を網羅的に解説します。記事を読めば、看護師の転職の流れや転職時に考えるべきポイント、おすすめの転職方法まで、転職活動のすべてが分かります。
看護師が転職を考える理由


実際に転職経験のある看護師は少なくありません。私自身、急性期病院から介護施設へと職場を移し、現在は看護主任として採用面接も担当していますが、面接に来られる方の転職理由は共通しています。
ここでは、多くの看護師が転職を決意する代表的な理由を、私自身の体験談や採用担当者としての視点も交えながら詳しく解説します。
- 人間関係でトラブルがある
- 体力面の負担が大きい
- 待遇に不満がある
- キャリアアップしたい
≫看護師の仕事がきつい理由と転職を考えるタイミングについて解説!
人間関係でトラブルがある
看護師の転職理由として、常に上位に挙げられるのが「人間関係のトラブル」です。チーム医療が不可欠な現場において、スタッフ間の円滑なコミュニケーションは質の高い看護を提供する上で欠かせません。しかし、残念ながら多くの職場で人間関係の問題が発生しています。
»【限界寸前】看護師の人間関係がドロドロ…辞めたかった私が救われた7つの対処法



日本看護協会の調査では、新卒看護師の退職理由の第4位が「人間関係への不満」であったという結果も出ています。


私も病棟勤務時代、特定の先輩からの厳しい指導に萎縮し、報告・連絡・相談が思うようにできず、精神的に追い詰められた経験があります。インシデントを起こしかねない状況に、「このままでは安全な看護ができない」と感じたことが、転職を意識した最初のきっかけのひとつでした。
採用担当者としても、「人間関係をリセットしたい」という切実な声は数えきれないほど聞いており、職場環境が看護師の心身に与える影響の大きさを痛感しています。
体力面の負担が大きい
人の命を預かる看護師の仕事は、精神的な緊張感に加え、身体的な負担も非常に大きいのが現実です。特に、不規則な勤務形態は多くの看護師を悩ませています。
夜勤を含む交代制勤務は、体内時計であるサーカディアンリズムを乱し、慢性的な睡眠不足や自律神経の不調を引き起こす原因となります。
» 看護師の夜勤の仕事内容と雇用形態、メリット、デメリットを解説



若い頃は乗り切れても、年齢を重ねるにつれて体力的な限界を感じる人は少なくありません。


私も30代に入り、夜勤明けの回復が明らかに遅くなっているのを感じていました。休日は寝て過ごすだけで、趣味や友人との時間も楽しめない日々に、「この働き方をいつまで続けられるだろうか」と漠然とした不安を抱えていました。



介護施設に転職し、主任へ昇進したことで日勤中心の生活になった今、規則正しい生活がいかに心身の健康に重要かを実感しています。
待遇に不満がある
「仕事の責任や大変さに見合った給料がもらえていない」という待遇面での不満も、大きな転職理由の一つです。 看護師の給与は他職種と比較して決して低いわけではありませんが、その内訳を見ると、夜勤手当への依存度が高いケースが多く見られます。
»【2026年最新】看護師の給料は高すぎと言われる5つの理由と真実


以前の職場では、始業時間の1時間前に出勤して情報収集するのが暗黙のルールでしたが、もちろんその分の給与は支払われませんでした。人の命を預かる責任の重さと、対価として得られる給与のアンバランスさに、仕事へのモチベーションを維持するのが難しくなった時期があります。
転職活動では、給与額面だけでなく、手当の内訳やサービス残業の有無をしっかり確認することの重要性を痛感しました。
キャリアアップしたい
これまでのネガティブな理由とは異なり、「もっと成長したい」「専門性を高めたい」といったポジティブな理由で転職を選ぶ看護師も増えています。
同じ職場で長く働くことで得られる経験も貴重ですが、環境を変えることで新たな知識や技術を習得し、キャリアの可能性を広げることができます。
キャリアアップを目指す転職には、主に以下のような目的があります。


私は急性期病棟で一通りの経験を積んだ後、「患者さん一人ひとりの生活に、より深く寄り添う看護がしたい」と考えるようになりました。



それが、急性期病院から精神科病院への転職を決意した理由です。
環境を変えたことで、これまでとは違う視点で看護を捉えることができるようになり、結果として自身のキャリアの幅が大きく広がったと感じています。
看護師が転職するときに考えるべきこと


看護師の転職を成功させるためには、勢いで行動するのではなく、事前にしっかりと準備を整えることが不可欠です。転職してから「こんなはずではなかった」と後悔しないために、まずは以下の3つのポイントについてじっくり考えてみましょう。
- 転職の目的(転職の軸)を明確にする
- スキルの棚卸し
- 転職活動の具体的なスケジュールを立てる
転職の目的(転職の軸)を明確にする
なぜ転職したいのか、その目的を具体的に言語化することは、転職活動のなかで最も重要なステップです。転職の目的が曖昧なままだと、求人を選ぶ基準がブレてしまい、結果的に満足のいかない転職になる可能性が高くなります。まずは、自分自身の心と向き合い、転職の「軸」を定めましょう。
転職の目的を明確にするためには、以下の点を自問自答してみるのがおすすめです。
- 現状の不満は何か
- 給与、人間関係、労働時間、仕事内容など、今の職場で何に一番ストレスを感じていますか?
- 理想の働き方は何か
- プライベートを重視したい、専門性を高めたい、チームで協力して働きたいなど、どのような環境なら意欲的に働けますか?
- 将来どうなりたいか
- 5年後、10年後にどのような看護師になっていたいですか?キャリアプランやライフプランを想像してみましょう。
すべての希望条件を100%満たす職場を見つけることは現実的に困難です。 そのため、洗い出した希望条件に優先順位をつける作業がとても重要になります。 「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理することで、より現実的で満足度の高い職場選びが可能になります。
スキルの棚卸し
次に、これまでの看護師経験で培ってきたキャリアやスキルを客観的に振り返る「キャリアの棚卸し」を行いましょう。 棚卸しすることで自分の強みや市場価値を正しく認識でき、応募書類の作成や面接でのアピールに繋がります。
まずは、以下の項目について具体的に書き出してみてください。
- 経験した診療科・施設形態
- 急性期、回復期、クリニック、介護施設など、どのような場所で何年勤務しましたか?
- 担当した業務内容
- リーダー業務、プリセプター、委員会活動など、どのような役割を担いましたか?
- 身につけたスキル・知識
- 得意な看護技術、急変時対応、特定の医療機器の操作、マネジメント経験など。
- 保有している資格
- 認定看護師、専門看護師、BLS/ACLSプロバイダー、呼吸療法認定士など。
自分のスキルを整理する際は、専門的な「テクニカルスキル」と、職種を問わず活かせる「ポータブルスキル」に分けて考えると、アピールポイントがより明確になります。





キャリアの棚卸しを通じて明らかになった自分の強みを、応募先の病院や施設が求めている人材像と結びつけてアピールしましょう。
転職活動の具体的なスケジュールを立てる
転職活動は、情報収集から入職まで平均して3ヶ月から6ヶ月ほどかかるのが一般的です。 特に在職しながら転職活動を行う場合は、計画的に進めることが大切です。無計画に活動を始めると、時間がかかりすぎてしまったり、焦って妥協した転職になったりする可能性があります。
≫看護師の転職時期はいつが狙い目?月別カレンダー&筆者の逆算スケジュール
以下は、在職中に転職活動を行う場合のスケジュール例です。


転職のポイント
- 転職3ヶ月前〜
- まずは自分の考えを整理することから始めます。求人が増える1月~3月や、ボーナス支給後の6月・12月以降を狙うなど、時期を意識するのも良いでしょう。
- 転職2ヶ月前〜
- 応募先を2~3箇所に絞り込み、集中して対策を行います。エージェントを利用する場合は、書類添削や面接練習を依頼しましょう。
- 転職1ヶ月前~内定後
- 内定が出たら、給与や勤務条件を最終確認します。退職の意思は、就業規則に定められた期間(通常1~2ヶ月前)を守って、直属の上司に伝えます。



退職の意思は、内定を得てから現在の職場に伝えるのが基本です。
円満退職を目指し、余裕を持ったスケジュールを組むことが、新しい職場でのスムーズなスタートに繋がります。
看護師の転職活動の具体的な8ステップ


後悔のない転職を実現するために、以下の8つのステップに沿って準備を進めましょう。
- 自己分析とキャリアの棚卸し
- 転職時期を決める
- 求人を探す・比較する
- 応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成
- 面接対策と職場見学
- 内定後の条件確認と交渉
- 退職交渉と引き継ぎ
- 入職後のギャップ対策(後悔しないために)
1. 自己分析とキャリアの棚卸し
転職活動の第一歩は、自分自身を深く理解することから始まります。 なぜ転職したいのか、今の職場にどんな不満があるのか(給与、人間関係、労働時間など)、そして転職によって何を実現したいのかを具体的に書き出してみましょう。
これまでの経験やスキルを整理する「キャリアの棚卸し」も重要です。 自分の強みや弱み、アピールできるポイントが明確になり、志望動機や自己PRを作成する際の土台となります。
≫看護師の転職に必須の自己分析とは?実体験から学んだ8つのステップを解説
| 項目 | 内容 | 自己評価 (5段階) |
| 経験診療科・部署 | 一般内科3年、循環器内科5年(うちリーダー2年) | ー |
| 保有資格 | 看護師免許、BLSヘルスケアプロバイダー | ー |
| 得意な看護技術 | 採血・点滴、心電図モニター管理、急変時対応 | 5 |
| マネジメント経験 | 新人指導、チームリーダーとしての業務調整 | 4 |
| 苦手なこと・課題 | PCスキル(特にExcelでのデータ分析) | 2 |



この作業を通じて、自分が本当にやりたい看護や、働く上で譲れない条件が見えてきます。
2. 転職時期を決める
次に、いつまでに転職を完了したいか目標を設定し、そこから逆算してスケジュールを立てます。
在職中に転職活動を行うか、退職後に行うかによってスケジュールは大きく変わります。経済的な安定を保ちながら活動できるため、基本的には在職中の転職活動がおすすめです。求人が増える時期(4月入職に向けた1〜3月、夏のボーナス後の6〜7月など)を意識するのも一つの戦略です。
3. 求人を探す・比較する
自己分析で明確になった希望条件を軸に、求人情報を収集します。主な探し方は以下の通りです。
- 転職サイト・転職エージェント
- 幅広い求人を効率的に探せます。特にエージェントは非公開求人の紹介や面接対策、条件交渉の代行など手厚いサポートが魅力です。
- ナースセンター
- 各都道府県に設置されており、看護職の経験がある相談員から地域に密着したサポートを受けられます。
- 病院の公式サイト
- 働きたい病院が明確な場合に有効です。直接応募は熱意が伝わりやすいメリットがあります。
- 知人からの紹介
- 職場のリアルな情報を得やすく、ミスマッチが起こりにくい方法です。
複数の方法を併用し、給与や休日、福利厚生、教育体制、職場の雰囲気などを多角的に比較検討しましょう。
4. 応募書類(履歴書・職務経歴書)の作成
応募したい求人が見つかったら、履歴書と職務経歴書を作成します。応募書類は、あなたという看護師をアピールするための重要なツールです。 履歴書は決められた形式に沿って正確に、職務経歴書はこれまでの経験やスキルが応募先でどう活かせるかを具体的に記述します。
≫【例文多数】看護師の履歴書の書き方|現役採用担当者がポイントを徹底解説
特に職務経歴書では、リーダー経験や委員会活動、業務改善の提案といった具体的なエピソードを盛り込むと、採用担当者の目に留まりやすくなります。



応募先ごとに内容を見直し、使い回しは避けましょう。
書き方に迷ったら、ハローワークインターネットサービスなどが提供する書き方のガイドを参考にするのも良いでしょう。
5. 面接対策と職場見学
書類選考を通過したら、いよいよ面接です。志望動機や自己PR、退職理由など、よく聞かれる質問への回答を準備しておきましょう。
≫中途看護師の面接で必ず聞かれること10選|実際の回答例を現役面接官が解説
また、可能であれば必ず職場見学を申し込みましょう。 職場の清潔さ、働いている看護師の表情や年齢層、スタッフ間のコミュニケーションの様子などを自分の目で確かめることで、入職後のギャップを最小限に抑えることができます。



見学は選考の一部と捉え、清潔感のある服装とビジネスマナーを心がけましょう。
6. 内定後の条件確認と交渉
内定の連絡を受けたら、すぐに承諾するのではなく、まず労働条件通知書(雇用契約書)の内容を隅々まで確認します。 給与(基本給、手当)、賞与、勤務時間、休日、残業の有無など、面接で聞いていた内容と相違がないかチェックしましょう。
もし希望と異なる点があれば、内定を承諾する前に交渉することが可能です。 経験やスキルを根拠に、謙虚な姿勢で希望を伝えましょう。自分での交渉が難しい場合は、転職エージェントに代行を依頼するのがスムーズです。
7. 退職交渉と引き継ぎ
内定を承諾し入職日が決まったら、現在の職場に退職の意思を伝えます。円満退職のためには、まず就業規則で定められた期間(通常1〜3ヶ月前)を確認し、直属の上司に口頭で伝えるのがマナーです。
退職の意向を伝えた際に強く引き止められる可能性もありますが、感謝の気持ちを伝えつつ、退職の意思が固いことを誠実に説明しましょう。
後任者が困らないよう、業務の引き継ぎは責任を持って行います。 担当業務や1日の流れ、注意点などをまとめた引き継ぎノートを作成すると親切です。 最終出勤日には、お世話になったスタッフや患者さんへの挨拶も忘れずに行いましょう。
8. 入職後のギャップ対策(後悔しないために)
万全の準備をしても、新しい環境では「思っていたのと違う」と感じることがあるかもしれません。入職後は、まず新しい職場のルールや人間関係に慣れることを最優先しましょう。謙虚な姿勢で積極的にコミュニケーションをとり、分からないことは早めに質問するよう心がけることが大切です。



最初のうちは覚えることも多く大変ですが、焦らず一つひとつの業務を着実にこなしていけば徐々に職場に馴染んでいけるはずです。
どうしても解決が難しい問題に直面した場合は、上司や人事担当者など、相談できる相手を事前に確認しておくと安心です。
≫看護師の私が転職で後悔した5つの原因|年収アップの裏でやらかした失敗と対策
看護師におすすめの転職方法5選


看護師の転職方法は多岐にわたります。それぞれの方法のメリット・デメリットを理解し、自身の状況や性格に合った最適な方法を選ぶことが重要です。ここでは、5つの代表的な転職方法を詳しく解説します。
- 直接応募
- 転職サイト
- 転職エージェント
- ナースセンター
- 知人からの紹介
直接応募
直接応募は、病院や施設の公式サイトなどを通じて、自分から直接アプローチする方法です。働きたい場所が明確に決まっている方にとっては、最も熱意が伝わりやすい方法と言えるでしょう。採用する側としても、自院の理念を理解し、強く希望してくれる応募者は非常に魅力的です。
≫看護師の転職先を自分で探す方法5選!筆者の経験から学ぶ直接応募のやり方と注意点
筆者の体験談:憧れの病院へアプローチ
私もかつて、地域でも知る人ぞ知る精神科病院に憧れて直接応募を試みた経験があります。



規模はあまり大きくないですが、精神科の中でも少し特殊な疾患を扱う専門性の高い病院でした。
複数の転職エージェントに募集状況を確認しましたが、どこも「人員充足のため募集なし」という結果です。病院の特色からみて、エージェント経由での採用をしていないのではないかとすぐに悟りました。
それから毎日公式サイトの採用ページやハローワークをチェックし、更新がないか確認していました。結局その時は募集がありませんでしたが、電話で熱意を伝えたところ「欠員が出た際に連絡します」という返答をいただきました。
とはいえ、社交辞令の可能性も十分考えられるため、半ば諦めの気持ちで待っていました。ところが、約半年後に本当に連絡が来たのです!
「1人退職予定の看護師がいるので、連絡させていただきました。人員配置の関係上、本来は准看護師を採用するのですが、〇〇さんには以前ご連絡をいただきましたのでぜひ面接を受けませんか?」
といったお話を受けました。その後、その病院に勤務することになったのは言うまでもありません。



このケースは、直接応募していなければ絶対に転職することはできなかったと思います。
直接応募は自分のペースで進められる反面、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策、給与交渉などを全て一人で行う必要があり、相応の準備と覚悟が必要です。
転職サイト
転職サイトは、膨大な数の求人情報を自分の好きなタイミングで検索・閲覧できるサービスです。「ジョブメドレー」や「indeed」などが有名で、多くの看護師が情報収集のために登録しています。 勤務地や診療科、給与、休日数など、細かい条件で求人を絞り込めるため、自分の希望に合った職場を効率的に探せるのが最大のメリットです。
筆者の体験談:複数サイト登録で情報収集を効率化
私は転職を決意した段階で、2つの転職サイトに登録しました。



併用した理由は、それぞれのサイトが持つ「独占求人」や「非公開求人」を比較するためです。
サイトによってはスカウト機能があり、経歴を登録しておくと施設側から「面接に来ませんか?」と声がかかることもあります。ただ、情報量が多すぎるため、どの求人が本当に自分に合っているのかを見極めるのが大変でした。
転職サイトはあくまで「情報を広く集めるツール」と割り切り、後述する転職エージェントと併用するのがおすすめです。
転職エージェント
転職エージェントは、専門のキャリアアドバイザーが転職活動を全面的にサポートしてくれるサービスです。無料で登録でき、「レバウェル看護」や「ナース専科 転職」などが挙げられます。 求人紹介だけでなく、履歴書の添削、面接対策、さらには給与や休日の条件交渉まで代行してくれるため、特に初めての転職で不安な方や、忙しくて時間がない方にとって心強い味方となります。
>>【看護師転職エージェントおすすめ7選】年収150万円アップ&働きやすさを実現した私の成功体験も紹介!
筆者の成功体験:年収150万円アップも実現したエージェント活用術
私自身、現在の介護施設へ転職する際に最も活躍したのが転職エージェントです。採用担当の経験から言うと、エージェント経由の応募者は、事前にキャリアアドバイザーが強みや人柄を推薦してくれるため、書類選考の段階でどんな人かを把握できるので非常にありがたいです。
私の場合は、担当者が私の希望条件を的確に言語化し、条件交渉を代行してもらえた結果、待遇面が大きく改善し、転職で年収は約150万円アップ。働き方も現実的になり、心身の余裕が戻りました。「自分は判断に集中し、交渉はプロに任せる」この役割分担が、転職成功の決め手でした。



担当者との相性はあるものの、信頼できるパートナーを見つけられれば、転職成功の確率は格段に上がります。
ナースセンター
ナースセンターは、「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき各都道府県に設置されている公的な就職支援機関です。 日本看護協会が運営しており、ハローワークとも連携して地域の求人情報を無料で提供しています。



最大の魅力は、公的機関ならではの安心感と、看護師資格を持つ相談員による専門的なサポートが受けられる点です。
筆者の視点:ブランクのある方やUターン・Iターン転職の強い味方
私自身は利用経験がありませんが、採用担当としてナースセンター経由の応募者と接する機会があります。特に、出産や育児で一度現場を離れた方の復職支援に力を入れており、最新の医療知識や技術を学べる研修も充実しています。
地元に戻って働きたいUターン・Iターン転職を希望する方にとっては、その地域の医療事情に精通した相談員からのアドバイスが非常に役立ちます。営利目的ではないため、無理に転職を勧められることもなく、自分のペースでじっくり考えたい方におすすめの方法です。
知人からの紹介
知人からの紹介、いわゆる「リファラル採用」は、職場の内部事情を詳しく知った上で検討できる、ミスマッチの少ない転職方法です。 実際に働いている友人や元同僚から、人間関係や残業の実態、有給休暇の取得しやすさといったリアルな情報を得られるのは、何よりのメリットと言えるでしょう。
筆者の体験談:メリットだけじゃない?注意すべき人間関係のリスク
私の職場にも、紹介で転職してきた人は複数名います。「職場の雰囲気が良いと聞いていた通りで安心した」と満足そうに話す人もおり、成功例の一つです。
しかし、一方で注意も必要です。紹介であるがゆえに、もし内定を辞退したくなっても断りにくかったり、給与などの条件交渉がしづらかったりするデメリットがあります。 万が一、入職後に「話が違う」と感じたり、紹介者との関係が悪化したりした場合、簡単に辞められないという精神的なプレッシャーも大きくなります。



紹介だからと安易に決めるのではなく、他の方法と同じように、客観的な視点で労働条件などをしっかり確認することが重要です。
【年代・状況別】看護師の転職のポイント


看護師の転職は、年代や現在の状況によって成功のポイントが大きく異なります。ここでは4つのケースに分けて、具体的な転職のポイントを詳しく解説します。
- 1年目で転職したい人
- 40代で転職したい人
- 50代で転職したい人
- 働きながら転職したい人
1年目で転職したい人
看護師1年目での転職は、「すぐに辞めても大丈夫だろうか」「スキル不足で次の職場が見つからないのでは」といった不安がつきものです。しかし、結論から言うと、ポイントを押さえれば1年目での転職も十分に可能です。むしろ、心身に不調をきたす前に環境を変えることは、長期的なキャリアを考えた上で賢明な判断と言えるでしょう。
≫看護師1年目で転職しても大丈夫?成功のコツと注意点を実体験から徹底解説!
1年目での転職を成功させるポイント
採用担当者は「またすぐに辞めてしまうのではないか」という懸念を抱きがちです。そのため、退職理由をポジティブな転職理由に変換して伝えることが重要です。
1年目の看護師は「第二新卒」として扱われ、ポテンシャルを重視した採用が行われることが多いです。 そのため、教育体制や研修制度が充実している職場を選ぶことが、スキルアップとキャリア形成の観点から非常に重要になります。



プリセプター制度が整っている中規模以上の病院は、基礎から学び直したい1年目の看護師に向いています。
1年目での転職における注意点
最も注意すべきは、焦って次の職場を決めてしまい、短期離職を繰り返すことです。 なぜ今の職場を辞めたいのかを深く自己分析し、次の職場で絶対に譲れない条件を明確にしておきましょう。給与や休日だけでなく、職場の雰囲気、教育体制、人間関係など、多角的な視点から情報収集を行うことが失敗を防ぐポイントです。
職場見学を積極的に活用し、実際の雰囲気を確認することも忘れないようにしましょう。
≫看護師が転職後すぐ辞めるのはアリ?実例と判断基準を採用担当者が解説
40代で転職したい人
40代の看護師は、子育てや親の介護といったライフステージの変化や、自身のキャリアプランを見直す時期と重なり、転職を考える方が増える年代です。一般的に転職が難しくなると言われる年代ですが、看護師業界は人手不足であり、40代の豊富な経験と知識は大きな強みとなります。
≫40代看護師の転職はチャンス!不安を解消して充実のセカンドキャリアを実現する方法
40代の強みを活かす転職戦略
40代の看護師に求められるのは、即戦力としてのスキルと、若手にはない安定感や指導力です。 これまで培ってきた専門分野での経験や、リーダー・プリセプターとしての指導経験は、大きなアピールポイントになります。面接では、具体的なエピソードを交えて、どのように職場に貢献できるかを伝えましょう。
また、キャリアアップを目指すのか、ワークライフバランスを重視するのかによって、選ぶべき職場は変わります。管理職を目指すなら総合病院、家庭との両立を考えるなら日勤のみのクリニックや介護施設、訪問看護ステーションなどが選択肢に入ります。 自身のライフプランを明確にし、50代以降のキャリアも見据えた上で職場を選ぶことが大切です。
40代の転職で注意すべきこと
経験豊富だからこそ、年収や役職にこだわりすぎてしまうと、かえって選択肢を狭めてしまう可能性があります。特に、急性期病院から体力的負担の少ない職場へ移る場合、年収が下がることも覚悟しておく必要があります。



新しい職場では年下の上司や同僚と働くこともあります。
これまでのやり方に固執せず、新しい環境に適応しようとする柔軟な姿勢を示すことが、円満な人間関係を築く上で重要です。
50代で転職したい人
50代の看護師転職は、「求人はあるのか」「体力的に厳しいのでは」といった不安が大きくなる年代です。しかし、50代の看護師が持つ豊富な臨床経験や、高いコミュニケーション能力、冷静な判断力は、多くの医療・介護現場で高く評価されています。
≫50代看護師の転職は難しい?成功の秘訣とおすすめの職場を徹底解説



採用側も、50代看護師には若手の手本となるような安定感や、チームのまとめ役としての役割を期待しています。
経験と人間力で勝負する50代の転職
50代の転職では、体力勝負の急性期病棟よりも、これまでの経験をじっくり活かせる職場が適しています。例えば、患者やその家族と深く関わる療養型病院や訪問看護、利用者の健康管理が主な業務となる介護施設や健診センターなどは、50代の強みである人間力やアセスメント能力を最大限に発揮できる場所です。
転職活動では、給与や待遇面だけでなく、「定年までの働き方」や「定年後の再雇用制度」といった長期的な視点を持つことが重要です。 これまでのキャリアの集大成として、やりがいを感じながら無理なく働き続けられる環境を選びましょう。
50代の転職で乗り越えるべき壁
採用側が最も懸念するのは、体力面と新しいシステムへの適応力です。面接では、健康管理のために日頃から気をつけていることや、電子カルテの操作に抵抗がないことなどを具体的に伝え、不安を払拭することが大切です。
未経験の分野への挑戦は40代以上に難しくなるため、これまでの経験を活かせる領域で探すのが現実的です。希望条件を絞りすぎず、「この経験を活かして貢献したい」という前向きな姿勢で、柔軟に職場を探しましょう。
働きながら転職したい人
収入の途絶える心配がなく、精神的な余裕を持って活動できる「働きながらの転職」は、看護師にとって最も現実的な選択肢です。しかし、多忙な業務の合間を縫って活動を進めるには、計画性と効率性が不可欠です。
≫看護師が働きながら転職活動をする5つのメリットと成功するためのポイント
効率的に進めるための具体的なステップ
働きながらの転職活動を成功させる最大の要素は、転職エージェントをうまく活用することです。情報収集や求人の選定、面接の日程調整、さらには給与交渉まで代行してくれるため、時間的な負担を大幅に軽減できます。 まずは転職の目的や希望条件を整理し、信頼できるエージェントに相談することから始めましょう。
働きながら転職する際の注意点
転職活動をしていることは、内定を得て退職の意向を伝えるまで、現在の職場には知られないようにするのが鉄則です。



同僚に相談すると、意図せず情報が漏れてしまい、気まずい思いをする可能性があります。
また、転職活動が忙しくても、現在の職務をおろそかにしてはいけません。最後まで責任を持って業務をこなし、円満退職を心がけることが、プロフェッショナルとしての信頼を保つ上で重要です。
看護師の転職でよくある質問


転職活動を進める上で、多くの看護師が抱く疑問にお答えします。転職活動中に生じる疑問や不安を解消し、スムーズに転職活動を進めましょう。
- 看護師の転職活動はどのくらいの期間がかかる?
- 転職サイトと転職エージェント、どちらを使うべき?
- 面接でよく聞かれる質問と回答のポイントは?
- ブランクがあっても転職できますか?
- 複数の内定が出た場合の選び方と辞退のマナーを教えてください
看護師の転職活動はどのくらいの期間がかかる?
看護師の転職活動にかかる期間は、準備から内定まで平均して2〜3ヶ月程度です。 もちろん、個人の状況や転職先の状況によって変動します。働きながら転職活動をする場合は、時間に制約があるため、3ヶ月以上かかることも珍しくありません。
一般的な転職活動のスケジュールと期間の目安は以下の通りです。


特に在職中の場合、退職交渉や引き継ぎに時間がかかる可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。



焦って転職先を決めると、ミスマッチの原因につながります。
転職サイトと転職エージェント、どちらを使うべき?
転職サイトと転職エージェントは、どちらも転職活動に有用なサービスですが、特徴やサポート内容が異なります。それぞれの違いを理解し、自分の状況や希望に合わせて使い分けることが重要です。
≫転職エージェントと転職サイトの違いは?目的に応じた使い分けの方法も徹底解説



主な違いは、キャリアアドバイザーという担当者がつくかどうかです。
転職サイトは自分で求人を探して応募するのに対し、転職エージェントは担当者が求人紹介から面接対策、条件交渉まで一貫してサポートしてくれます。
転職サイトと転職エージェントの比較


どちらか一方に絞る必要はなく、両方を併用するのも賢い方法です。まずは転職サイトで情報収集を始め、良い求人が見つからなければ転職エージェントに相談してみる、といった柔軟な使い方で、効率的に転職活動を進めましょう。
面接でよく聞かれる質問と回答のポイントは?
看護師の転職面接では、経験やスキルだけでなく、人柄や仕事への意欲も重視されます。 よく聞かれる質問には傾向があるため、事前に対策しておくことで、自信を持って面接に臨むことができます。
≫【看護師の面接対策】よくある質問と答え方のポイントを徹底解説
経歴・スキルに関する質問
- 回答のポイント
- 自己紹介は1分程度で簡潔にまとめ、職務経歴と応募先で活かせる強みを伝えましょう。 スキルについては、応募先の病院やクリニックの特徴に合わせて、即戦力として貢献できる点を具体的にアピールします。 インシデント経験を問われた際は、正直に伝えた上で、その経験から何を学び、どう改善したかを述べることが重要です。
»看護師面接の自己紹介は30秒が命!筆者の採用経験から導く最強テンプレ
転職理由・志望動機に関する質問
- 回答のポイント
- 転職理由は、人間関係や待遇への不満といったネガティブな内容をそのまま伝えるのではなく、「スキルアップしたい」「専門性を高めたい」など、前向きで建設的な理由に変換して伝えましょう。 志望動機では、応募先の理念や特徴をよく研究し、自分の看護観やキャリアプランとどう合致するのかを具体的に述べ、ここで働きたいという熱意を示すことが大切です。
人柄・将来性に関する質問
- 回答のポイント
- 長所は、看護業務にどう活かせるかを具体的なエピソードを交えて話します。 短所は、それを自覚し改善努力をしている姿勢をあわせて伝えることで、誠実な印象を与えられます。キャリアプランについては、将来どのような看護師になりたいか、そのために応募先でどのように貢献していきたいかを伝えることで、学習意欲や長期的に働く意欲をアピールできます。
逆質問
- 回答のポイント
- 「特にありません」という回答は避けましょう。入職意欲を示す絶好の機会です。 職場の教育体制や1日のスケジュール、入職までに勉強しておくべきことなど、求人票だけでは分からない具体的な質問を用意しておくと、熱意が伝わり好印象です。
ブランクがあっても転職できますか?
はい、ブランクがあっても看護師として復職することは十分に可能です。 多くの医療機関では、研修制度を充実させたり、「ブランク歓迎」の求人を出したりして、復職を希望する看護師を積極的に受け入れています。
復職を成功させるためのポイントは以下の通りです。
- ブランク期間を前向きに伝える
- 面接では、育児や介護、自己学習など、ブランク期間中に何をしていたかを正直に伝え、復職への意欲をアピールしましょう。
- 研修制度が充実した職場を選ぶ
- 採血や注射などの基本的な看護技術を再習得できる研修や、最新の医療知識を学べるプログラムがある職場を選ぶと、安心して現場復帰できます。
- ナースセンターの復職支援を活用する
- 各都道府県のナースセンターでは、無料の復職支援研修や就業相談を行っています。 採血演習や最新の医療機器の操作などを学べる機会もあるため、積極的に活用しましょう。
- 比較的落ち着いた職場から始める
- 急変対応が少ないクリニックや療養型病院、介護施設などは、ブランク明けでも心身の負担が少なく、自分のペースで勘を取り戻しやすいでしょう。
複数の内定が出た場合の選び方と辞退のマナーを教えてください
複数の内定を得ることは、転職活動が成功している証です。しかし、最終的に入職するのは一箇所のみ。後悔のない選択をし、他の医療機関には誠実な対応を心がけることが社会人としてのマナーです。
内定先の選び方のポイント
迷ったときは、転職活動を始めた原点に立ち返りましょう。自分が「なぜ転職したいのか」「新しい職場で何を最も重視するのか」という軸で、各内定先を比較検討します。
- 転職の目的との合致度
- 「キャリアアップ」「ワークライフバランスの改善」「給与アップ」など、当初の目的を最も満たせるのはどこか。
- 労働条件の比較
- 給与、賞与、休日数、勤務時間、福利厚生などを一覧表にして客観的に比較する。
- 職場の雰囲気
- 面接や職場見学で感じた雰囲気や、スタッフの表情などを思い出し、自分が長く働けそうかイメージする。
内定辞退の正しい伝え方
内定を辞退することは決して失礼なことではありませんが、伝え方には配慮が必要です。 医療機関側は採用計画を立てているため、辞退を決めたらできるだけ早く、誠意をもって連絡することが重要です。
- 連絡は電話が基本
- メールは担当者不在の場合の補助的な手段と考え、まずは電話で直接、採用担当者に辞退の意向と謝罪を伝えましょう。
- 連絡はできるだけ早く
- 内定通知を受け取ってから、遅くとも1週間以内には連絡するのが望ましいです。
- 理由は正直かつ簡潔に
- 辞退の理由を尋ねられた際は、「検討の結果、他社とのご縁を感じたため」など、正直かつ簡潔に伝えます。お世話になったことへの感謝の気持ちを伝えることも忘れないようにしましょう。
転職エージェントを利用している場合は、まず担当のキャリアアドバイザーに連絡し、辞退の意向を伝えます。



その後の医療機関への連絡はエージェントが代行してくれるので安心です。
まとめ


今回は、看護師の転職を成功させるための完全ロードマップとして、転職理由から具体的な進め方、成功のコツまでを解説しました。転職は決して逃げではなく、より良い労働環境やキャリアを手に入れるための前向きな選択です。



転職の目的を明確にし、自己分析を徹底したうえで、自身の状況に合った転職方法を選ぶことが大事です。
転職活動の方法は多数ありますが、転職エージェントの利用がおすすめです。幅広い求人情報からピッタリの求人を紹介してもらえるため、忙しい看護師でもお金をかけずに効率的に転職活動を行えます。応募書類の添削や面接対策、条件交渉の代行などをフル活用し、より良い職場を見つけましょう。
本記事で紹介したステップを参考に、後悔のない転職を実現し、理想のキャリアを築いてください。











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